箱根神社|神奈川県足柄下郡

箱根神社は、神奈川県足柄下郡箱根町にある由緒ある神社で、関東屈指のパワースポットとして知られています。

1. 箱根神社の建物について

本殿と拝殿

箱根神社のルーツは駒ヶ岳山頂の「箱根 元宮(もとつみや)」です。現在の「元宮」は1964年、西武鉄道創始者である堤康次郎氏が奉納した社殿です。箱根神社には「拝殿」と「本殿」があり、通常の本殿には一般的に神様がいらっしゃるのですが、元宮には「本殿」はなく「拝殿」のみです。つまり、元宮は神様を拝むための社殿(拝殿)となっているのです。

平和の鳥居

芦ノ湖畔に立つ「平和の鳥居」は、箱根神社を象徴する建造物の一つです。湖にせり出した大きな朱色の鳥居は、水と山の景色と調和し、訪れる人々に神秘的な印象を与えます。特に朝や夕方には湖面に美しく映り込み、写真撮影の名所としても人気です。

九頭龍神社 新宮

九頭龍神社(くずりゅうじんじゃ)新宮は境内社として箱根神社の拝殿に隣接しています。縁結びや金運向上のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。本来、九頭龍神社の本宮は芦ノ湖の湖畔にありますが、新宮の建立により、箱根神社の境内でも九頭龍大神を参拝できるようになりました。

杉並木と石段

箱根神社の「正参道」は90段ほどの石階段が続いています。また、樹齢1,000年を超える「矢立ての杉」や「安産杉」など、境内には古木の杉並木が佇み、自然からも荘厳な雰囲気を感じられます。

箱根神社の建築は、自然と調和しながらも格式と威厳を備えたものとなっており、今日も訪れる人々に深い感動を与えているのです。

2. 箱根神社の歴史について

箱根神社は、奈良時代に万巻上人が、僧・俗・女の三体の神を箱根三所権現として祀ったとのが始まりとされます。箱根大神「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)、彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)」を祀る、約1,200年以上の歴史を持つ神社 です。757年に創建され、古くから箱根山を神聖な場所とする山岳信仰があり、修行の場としても重要視されてきました。

武士たちに信仰された時代(平安~室町時代)

平安時代から室町時代にかけて、箱根神社は武士の間で信仰を集めました。特に源頼朝に厚く信仰され、「関東守護」「関東鎮守」の神社として鎌倉幕府に庇護されました。1180年、頼朝は「石橋山の戦い」で敗れ、箱根神社に逃れて神仏の加護を受けたと伝えられています。

また、北条氏の信仰も厚く、貞永元年(1232)執権北条泰時が制定した『御成敗式目』では、祈誓を捧げる筆頭に挙げられました。室町時代には、関東公方の足利氏、続いて戦国5代大名の北条早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直、徳川家康にも敬仰されて栄えました。

江戸時代:東海道の守り神として栄える

江戸時代に入ると、徳川家康をはじめとする江戸幕府の将軍たちが箱根神社を手厚く保護しました。箱根は、江戸(東京)と京都を結ぶ東海道の重要な宿場町で、多くの旅人が行き交う場所でした。そのため、「道中安全を願う旅人の守り神」として信仰されるようになりました。この時代、社殿の修復や新たな建物の寄進が行われ神社は繁栄しました。

明治時代の変革と神仏分離

明治時代になると、「神仏分離令」が出され、それまで一緒に信仰されていた仏教の要素が排除されました。関東総鎮守箱根大権現は、箱根神社と改称されました。

戦後の再興と現在

第二次世界大戦後の1964年(昭和39年)に箱根駒ケ岳山頂の元宮は、箱根神社の奥宮として再建されました。また、1952年には芦ノ湖の湖畔に「平和の鳥居」が建てられ、箱根神社のシンボルとなりました。さらに、1999年には境内に九頭龍神社新宮が建立され、特に「縁結び」や「金運」のご利益があるとして、多くの参拝者が訪れるようになりました。

3. 箱根神社の現代の意義

箱根神社は、長い歴史を持つ神社でありながら、現代においても多くの人々に信仰され続けています。その意義は、大きく分けて精神的な支え、観光資源、地域振興の中心という3つの側面にあります。

まず、「勝負運」「開運」「縁結び」のご利益があるとされ、スポーツ選手や受験生、ビジネスパーソンなどが参拝に訪れます。特に、源頼朝が戦勝祈願をした歴史があることから、勝負事の神様としての信仰が厚いです。

次に、箱根神社は日本有数の観光地・箱根を象徴する存在です。特に芦ノ湖畔の「平和の鳥居」はSNSでも話題になり、多くの外国人観光客も訪れています。

さらに、箱根神社の祭りや行事は地域振興にも貢献し、地元経済の活性化にもつながっています。こうした点から、箱根神社は歴史と現代をつなぐ重要な存在となっています。

箱根神社の所在地・アクセス・詳細情報

所在地 〒250-0522
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
アクセス
  1. 電車とバス、車
    小田急高速バスで新宿から元箱根
    ➁小田急線で新宿から湯本

    JR東海道線・新幹線で小田原駅
     1. 小田原駅から「箱根・元箱根行」バスで75分
    2. 電車を乗換え湯本へ
    ※大阪方面や車ルートなど、詳しくは公式HPをご覧下さい
    https://hakonejinja.or.jp/access/

駐車場
電話番号
  • 電話 0460-83-7123
  • FAX 0460-83-6669
参拝時間
  • お札所・御神印 8:15 ~ 17:00
  • 御祈祷受付 8:30 ~ 16:00
  • 宝物殿拝観受付 9:00 ~ 16:00
公式ウェブサイト https://hakonejinja.or.jp/

 

 

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