近江神宮|滋賀県大津市

近江神宮は滋賀県大津市にある神社で、天智天皇を祭神としています。天智天皇は、近江大津宮を都としたことで知られ、日本初の時計(水時計「漏刻(ろうこく)」)を導入したことから、「時の神」としても信仰されています。

1. 近江神宮の建物について

本殿・拝殿

昭和時代に建立された近江神宮の社殿は近江造り・昭和造りといわれ、近代神社建築の代表として登録文化財に指定されています。本殿は、拝殿とともに広々とした境内の奥に位置し、荘厳な雰囲気を漂わせています。拝殿は、大勢の参拝者が集うことができる広さを持ち、神事や行事の際に重要な役割を果たしています。

楼門

手水舎を過ぎると見える、朱塗りの楼門は近江神宮のシンボル的な存在です。楼門は大きく、美しい曲線を描く屋根を持ち、神社の格式を感じさせる造りとなっています。この門をくぐると、広大な境内へと続く参道が伸び、神聖な空間へと導かれます。

時計館宝物館

近江神宮の境内には、日本初の時計にちなんで「時計館宝物館」が併設されています。この館では、日本や世界の古時計が展示されており、時の歴史を学ぶことができます。特に、天智天皇が使用したとされる水時計「漏刻」の復元模型は見どころの一つです。

かるた額

昭和58年南部忠平氏によって奉納のものと、平成5年にコニープランナー奉納の中村北潮氏揮毫のかるた額です。神座殿中庭にて掲げられています。

2. 近江神宮の歴史について

近江神宮は、滋賀県大津市にある神社で、天智天皇を祭神としています。天智天皇は飛鳥時代の667年に都を近江大津宮へ遷し、日本の律令国家の基礎を築いたことで知られています。また、日本で初めて水時計「漏刻(ろうこく)」を設置し、時間を管理する制度を導入したことでも有名です。近江神宮は昭和15年(1940年)創建の後、11月7日に勅使御参向のもと御鎮座祭が斎行されました。

近江神宮の建立は、明治以降の「近代の神社創建」の流れの中で決定されました。特に昭和時代に入り、日本の歴史上重要な天皇を祀る神社が各地に建立されるようになりました。その一環として、天智天皇を祀る神社を建てる計画が立てられ、かつての都・近江大津宮の近くに社殿が建設されました。

戦後、近江神宮は「競技かるたの聖地」としても注目されるようになりました。これは、天智天皇が詠んだ「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」という和歌が、小倉百人一首の第一首に選ばれたことに由来します。現在では、毎年1月に「かるた名人位・クイーン位決定戦」が開催され、競技かるたの最高峰の場となっています。

また、天智天皇が時間を重視したことから、近江神宮では「時の記念日」(6月10日)に関連する行事が行われています。境内には「時計館宝物館」があり、漏刻の復元模型や日本と世界の時計の歴史を学べる展示が並び、時間文化を伝える場となっています。

3. 現代における意義について

近江神宮は、歴史的な価値を持つ神社でありながら、現代においてもさまざまな意義を持つ存在です。信仰の場としての役割はもちろんのこと、競技かるたの聖地や時間文化の象徴、さらには地域観光の拠点として、多くの人々に親しまれています。

まず、近江神宮は天智天皇を祭神としており、日本の歴史や政治・文化の発展を今に伝える重要な神社です。天智天皇は、律令制度の基礎を築き、日本で初めて水時計「漏刻(ろうこく)」を導入するなど、時を管理する制度を確立しました。この功績にちなみ、毎年6月10日の「時の記念日」には、時間の大切さを考える行事が行われています。また、境内にある「時計館宝物館」では、漏刻の復元模型や日本と世界の時計の歴史に関する展示があり、時間の意義を伝える学びの場ともなっています。近江神宮は、単なる神社としてだけでなく、「時」という概念を象徴する場所としても意義を持っています。

また、近江神宮は競技かるたの聖地としても広く知られています。天智天皇が詠んだ和歌が小倉百人一首の第一首に選ばれていることから、毎年1月には「かるた名人位・クイーン位決定戦」が開催され、全国の競技かるたの頂点を決める舞台となっています。競技かるたは、百人一首を用いた日本独自の文化であり、その最高峰の戦いが行われる場として、近江神宮は伝統文化の継承にも貢献しています。さらに、映画『ちはやふる』の影響で若い世代の関心も高まり、多くの人が訪れるようになりました。こうした文化的な広がりも、近江神宮の現代における重要な役割の一つです。

近江神宮の所在地・アクセス・詳細情報

所在地 〒520-0015 滋賀県大津市神宮町1番1号
アクセス
  • 交通機関利用(新幹線・各線京都方面から)
    京都駅より湖西線乗換 JR大津京駅下車後、徒歩約20分タクシーで約3分
    ※旧京阪皇子山駅は「京阪大津京駅」と改称されております
    その他方面、お車ご利用詳細は公式HPにてご確認下さい
    https://oumijingu.org/pages/85/
駐車場 参拝者駐車場あり
200台収容(正月は臨時駐車場含む約500台)
電話番号
  • 電話 077-522-3725
  • FAX 077-522-3860
参拝時間
  • 参拝時間     6:00~18:00
  • ご祈祷      9:30~16:00
  • お守り・御朱印等 9:00~16:30
  • 時計館宝物館   9:30~16:30

※最新・詳細の参拝時間については公式HPにてご確認下さい

公式ウェブサイト https://oumijingu.org/

 

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