1. 護王神社の建物について
護王神社(ごおうじんじゃ)は、京都市京都御所の西側、烏丸通沿いに鎮座する神社で、和気清麻呂(わけのきよまろ)公を主祭神として祀っています。神社の建物は、伝統的な神社建築の特徴を持ちつつ、護王神社ならではの独自の意匠が施されています。
狛猪(こまいのしし)
護王神社の建築で特徴的なのは、狛犬(こまいぬ)ではなく、神使である「狛猪」が設置されている点です。奈良時代末頃、道鏡が天皇の位を我が物にしようと、和気清麻呂の足の腱を切り九州の山奥に流刑としました。途中、道鏡が送り込んだ刺客に襲われましたが、突如現われた300頭もの猪によって難を逃れたという伝説があります。そのことから、狛犬代わりに護王神社では「狛猪」が置かれており、「いのしし神社」の俗称もあるのです。社殿の各所や境内の入り口には、今も猪の像が置かれています。また境内入ってすぐの「霊猪手水舎」は、猪の口から水が出ている珍しい形をしており「鼻をなでると幸せになる」との言い伝えもあります。
御神木のかりんの木
表門北側の御神木であるかりんの木は、樹齢100年を超えると言われ、京都の巨樹名木100選に選ばれる有名な木です。この実で作ったかりん酒は、ぜんそくに効くと言われています。
足萎難儀回復の碑
本殿横の招魂樹(おがたまのき)の近くにある「足萎難儀回復の碑」には、足腰の病気やけがの回復にご利益があるとされており、多くの参拝者が訪れます。
社務所や授与所も境内にあり、お守りや御朱印を受け取ることができます。建物は木の温もりを活かした造りで、訪れる人々に落ち着いた雰囲気を提供しています。護王神社の建物は、伝統を大切にしながらも、神社独自の要素を取り入れた魅力的な構造になっています。参拝の際には、こうした建築の細部にも注目すると、より一層の魅力を感じられるでしょう。
2. 護王神社の歴史について
護王神社は、和気清麻呂公を主祭神として祀る神社であり、特に足腰の健康を守る神として広く信仰を集めています。正確な創建年代については分かっていません。
和気清麻呂公は、道鏡が皇位を狙った事件の際、清麻呂公はこれを阻止しようとしましたが、そのために宇佐八幡宮へ左遷されることになります。このとき、足の腱を切られるという厳しい処罰を受けましたが、道中で突如現れた300頭ものいのししに助けられ、奇跡的に足が回復したと伝えられています。この出来事が、護王神社が足腰の守護神として信仰される由来となっています。
かつては、洛西の高雄山神護寺の境内に清麻呂霊社として祀られており「護法善神」と称されていました。その後、江戸時代1851年に孝明天皇が清麻呂公の功績を讃えて正一位護王大明神の神階神号を授け、後の明治7年(1874)年に「護王神社」と改称し、別格官幣社となりました。
神社の境内には、和気清麻呂公の功績を称える碑や、彼の忠誠心を象徴する像が設置されています。また、いのししにまつわる伝承を反映して、狛犬の代わりに「狛いのしし」が鎮座している点も特徴です。
現在では、足腰の病気平癒や健康祈願を願う多くの参拝者が訪れる神社として知られています。特に、スポーツ選手や高齢者からの信仰が厚く、年間を通して多くの人々が足腰の健康を祈願しています。
3. 護王神社の現代の意義
護王神社の所在地・アクセス・詳細情報
| 所在地 | 〒602-8011 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385 |
| アクセス |
電車・バスでお越しの方 お車でお越しの方へ |
| 駐車場 | 10台ほど(公共交通機関がオススメです) |
| 電話番号 |
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| 参拝時間 |
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| 公式ウェブサイト | https://www.gooujinja.or.jp/ |

