上賀茂神社|京都府京都市

賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)通称、上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は京都市北区上賀茂本山にある神社です。

1. 上賀茂神社の建物について

上賀茂神社は、ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」に登録されており、上賀茂神社の境内には多くの歴史的な建築物が点在しています。

本殿・権殿

最も重要な建物は本殿と権殿(ごんでん)で、これらは国宝にも指定されています。本殿は、2棟が並ぶ「流造(ながれづくり)」の構造で、檜皮葺の屋根を持ちます。全国の神社約六割を占める「流造」の原型です。また、江戸時代「狩野派」によって狛犬の絵である「影狛」が描かれました。

細殿と立砂

二の鳥居の前にある「細殿」は、歴代天皇、上皇、法皇、院の外出の際の仮御所とされる重要な建物で、重要文化財となっています。その細殿前には、円錐形の「立砂」があり、これは賀茂別雷命が降臨したとされる神山をかたどったとされています。また、この円錐の頂点には松葉が刺さっており、これは神が降臨する際の目印と言われているのです。

片岡橋・楼門・片山御子神社

片岡橋は、上賀茂神社の境内を流れる御物忌川に架けられており、祭礼に使う器などの品を浄める際に使われていたとされています。上賀茂神社の楼門と回廊は1628年(寛永五年)に建て替えられ、国の重要文化財となっています。楼門前の橋を「玉橋」、橋の下の川は「御物忌川」です。片山御子神社(通称:片岡社)は、境内の24摂末社のうち第一摂社と定められる神社です。この片山御子神社の祭神は、上賀茂神社の主祭神である賀茂別雷命の母(玉依比売命)で、縁結びや子授けのご利益があると言われています。

2. 上賀茂神社の歴史について

上賀茂神社は国宝2棟、重要文化財41棟を含み、ユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録されています。

創建と賀茂氏の信仰

創建については諸説あるものの、社伝では今から約2600年前の神武天皇の頃、神社の背後の神山(加茂山ともいう)の麓のに加茂別雷命が降臨したと伝えられています。京都最古の神社の一つであり、賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに「賀茂神社」として崇敬されてきました。天武天皇6年(677年)に社殿が建立されました。

平安京と賀茂祭(葵祭)

794年に平安京が造営されると、上賀茂神社は王城鎮護の神として特に重要視されました。賀茂神社への信仰は歴代天皇や貴族の間で厚く、国家の祭礼「賀茂祭(現在の葵祭)」が正式な勅祭となりました。葵祭は現在も京都三大祭の一つとして受け継がれています。

戦国時代から江戸時代へ

戦国時代には兵火の影響を受けることもありましたが、江戸時代寛永5年(1628年)には境内の一大整備が行われました。

明治以降

明治の近代社格制度で伊勢神宮に次ぎ、賀茂御祖神社(下鴨神社)と合わせて官幣大社の筆頭となり、1883年(明治16年)には勅祭社に定められました。第二次世界大戦後も地元の人々に大切にされ、1994年にはユネスコ世界文化遺産に登録されました。現在も葵祭をはじめとする伝統行事が続けられ、多くの参拝者が訪れています。

3. 上賀茂神社の現代の意義

上賀茂神社(賀茂別雷神社)は、京都最古級の神社としての歴史を持ちながら、現代においても重要な役割を果たし続けています。雷の神としての性格から、厄除けや災難除けのご利益があるとされ、地元住民や観光客にとっても大切な場所となっています。特に葵祭は、京都三大祭の一つとして現在も継承され、歴史と文化を伝える重要な神事として全国的な注目を集めているのです。

また、上賀茂神社は貴重な文化財としての意義も持ちます。例えば、本殿や権殿は国宝に指定されており、合わせてその他の社殿や境内の景観も重要文化財として保護されているのです。また、1994年には「古都京都の文化財」としてユネスコ世界文化遺産に登録され、国際的にもその価値が認められました。このように、上賀茂神社の歴史的建造物や文化遺産の保存活動は現在も積極的に行われ、後世に伝えるための修復や管理が継続されています。

観光地としての役割も大きく、日々、国内外からの観光客が訪れます。近年では、御朱印集めやパワースポット巡りの人気もあり、上賀茂神社の「立砂」は浄化の力を持つとされ、特に注目されているのです。また、上賀茂神社は地域社会との結びつきが深く、結婚式や七五三、初詣など人生の節目に訪れる場所としても機能しています。

上賀茂神社の所在地・アクセス・詳細情報

所在地 〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339
アクセス
  • バスでの移動
    【JR京都駅より】
    ・上賀茂神社行き「上賀茂神社前」下車すぐ
    ・西加茂車庫行き「上賀茂御薗橋」下車、徒歩約5分
  • 車での移動
    ・JR京都駅から約30分
    ・地下鉄烏丸駅から約20分

※詳しくは公式HPをご覧下さい
https://www.kamigamojinja.jp/access/

駐車場 参拝者駐車場あり
・【通常時期】6:00-22:00(料金は30分200円)
・【繁忙期】9:00-16:00(出庫は17:00まで)料金1000円/回
※詳細情報は公式HPをご確認下さい
https://www.kamigamojinja.jp/access/
電話番号
  • 電話 075-781-0011
  • FAX 075-702-6618
    電話受付  8:30-17:00
参拝時間
  • 御祈祷受付 9:00-16:00
  • 特別参拝 10:00-16:00

※最新・詳細の参拝時間については公式HPにてご確認下さい
https://www.kamigamojinja.jp/sanpai/

公式ウェブサイト https://www.kamigamojinja.jp/

 

 

 

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