竹駒神社|宮城県岩沼市

1. 竹駒神社の建物について

宮城県岩沼市に鎮座する竹駒神社は、日本三稲荷の一社として名高く、その壮麗な社殿は伝統的な神社建築の美しさを今に伝えています。境内には、宮城県の有形文化財に指定された「唐門」があり、これは創建1000年を記念して天保13年(1842年)に建立されたものとされています。江戸時代後期の神社建築の傑作として知られ、精巧な彫刻と荘厳な佇まいが特徴です。

広大な境内には、本殿や拝殿、祈祷殿などが点在し、訪れる人々を迎えます。本殿では、家内安全・商売繁盛・開運祈願・厄除祈願など、さまざまな御祈祷が行われています。

竹駒神社には、以下の三柱の神々が祀られています。

  • 倉稲魂神(うかのみたまのかみ) 稲作・農耕・商工業の神
  • 保食神(うけもちのかみ) 五穀豊穣・食物の神
  • 稚産霊神(わくむすびのかみ) 養蚕・生成発展・縁結びの神

この三柱を総称して「竹駒稲荷大神」と称えられています。人々の生活に欠かせない衣食住を司る神として、古来より広く信仰され、農業・商業をはじめ、あらゆる産業の発展を支える存在として尊ばれています。

2.竹駒神社の歴史について

竹駒神社の創建は平安時代の承和9年(842年)に遡ります。百人一首に名を連ねる歌人・小野篁(おののたかむら)が陸奥守として着任した際に創建したと伝えられています。

江戸時代には、商業や農業の守護神としての信仰がさらに広まり、参拝者が増加しました。「福神さま」として崇敬を集め、五穀豊穣や商売繁盛、海上安全、厄除けなど、多岐にわたるご利益を授ける神社として人々の信仰を集めてきました。

また、創建1000年を迎えた天保13年(1842年)には、記念として唐門が建立され、社殿の整備が進められました。明治以降も、地域の発展とともに神社の役割は拡大し、現在に至るまで多くの人々の心の拠り所となっています。

3.竹駒神社の現代の意義

竹駒神社は、現代においても全国各地から多くの参拝者が訪れる名社です。特に、商売繁盛や開運の神としての信仰が厚く、経営者や商売人が成功祈願に訪れることが多いのが特徴です。東北地方のみならず、北海道や関東地方からも多くの参拝者が訪れ、年間を通じて賑わいを見せています。

また、1月の初詣は東北地方有数の参拝者数を誇り、多くの人々が新年の祈願に訪れます。さらに、3月の「初午大祭」は神社最大の祭事であり、7日間にわたって盛大に執り行われます。この祭りでは、神輿渡御の先陣を飾る「竹駒奴」が毛槍の投げ受けを披露し、その妙技は圧巻です。この伝統行事は岩沼市の指定文化財にもなっており、地域の文化遺産としても重要な役割を果たしています。

竹駒神社は、商売繁盛や産業発展を願う人々にとっての心の拠り所であると同時に、東北地方の歴史や文化を今に伝える貴重な存在でもあります。

また、近年では、交通安全・厄除開運・安産守護・縁結びの神としての信仰も厚く、多くの参拝者が祈願に訪れています。竹駒神社は、時代を超えて人々の暮らしに寄り添い続ける、日本を代表する稲荷神社の一つとして、これからもその重要性を保ち続けることでしょう。

竹駒神社の所在地・アクセス・詳細情報

所在地 宮城県岩沼市稲荷町1-1
アクセス ・JR東北本線「岩沼駅」から徒歩約15分
・仙台空港から車で約20分
・東北自動車道「岩沼IC」から車で約10分
駐車場 無料駐車場あり(境内周辺に複数箇所)
電話番号 0223-22-2101
参拝時間 通常 6:00~17:00(季節により変動あり)
公式ウェブサイト https://takekomajinja.jp/