1、椿大神社の建物について
椿大神社は三重県鈴鹿市に位置し、その壮麗な本殿と拝殿は多くの参拝者を魅了しています。三重県では南を「伊勢神宮」、北を「椿大神社」で守られているともいわれています。
神殿の建築スタイルは「神明造り」と呼ばれ、特に伊勢神宮と同様の特徴を持っています。この建築様式は、屋根が反りのない切妻造りで、平入りの形状をしており、総ヒノキが使用されている点が特徴です。本殿の構造はシンプルでありながら、厳かな美しさを感じさせるものとなっています。また、拝殿もその荘厳な雰囲気を一層引き立てています。
断り乃鳥居
境内には、「断り乃鳥居」と呼ばれる石の鳥居が、拝殿への途中にそびえ立っています。この鳥居には、武士が椿大神社の木を勝手に伐採して建物を建てたところ、翌朝にその建物が一夜にして燃えてしまったという伝説がついており、それが天罰とされたためお詫びとしてこの鳥居が建立したとされています。
御船磐座
神社の境内には「御船磐座」という、神話に基づく聖地があります。ここには大きな石が三つ埋められており、それは猿田彦大神(さるたひこおおかみ)、天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、そして栲幡千々姫命 (たくはたちちひめのみこと)の三柱を象徴しています。この場所は神聖視され、禁足地となっているため、一般の参拝者が立ち入ることはできません。
かなえ滝・招福の玉
椿大神社にはまた、「かなえ滝」や「招福の玉」と呼ばれるパワースポットが存在し、開運や恋愛成就を願う人々にとって重要な場所となっています。滝の近くでは絵馬の奉納もでき、参拝者はその場で願い事を託すことができます。
2、椿大神社の歴史について
椿大神社の歴史は紀元前3年にさかのぼります。第11代・垂仁天皇の時代、天皇の第四皇女である倭姫命が神託を受けて、主殿に猿田彦大神(さるたひこおおかみ)を祀り社殿を建てたことが始まりとされています。しかし、それ以前からすでに猿田彦大神(さるたひこおおかみ)を信仰する人々がいたことから、椿大神社は日本最古の神社の一つとも言われています。
また、全国に約2,000社以上存在する猿田彦大神(さるたひこおおかみ)を祀る神社の総本宮でもあります。
猿田彦大神(さるたひこおおかみ)は「みちひらき」の神様として広く知られており、人生の迷いを解き、正しい道へと導いてくれるとされています。さらに交通安全や開運の神としても信仰されています。
椿大神社では、天皇家の祖とされる瓊々杵尊(ににぎのみこと)とその母神・栲幡千々姫命 (たくはたちちひめのみこと)も祀られており、家内安全や厄除け、良縁祈願、事業成就など多岐にわたるご利益があるとされています。
3、椿大神社の現代の意義
椿大神社は、古代から続く信仰の場として、現代においてもその重要な役割を担い続けています。近年では、地域の人々だけでなく、全国から多くの参拝者が訪れ、特に開運や道を開く神として広く知られています。猿田彦大神(さるたひこおおかみ)の「みちひらき」のご利益を求める人々が、人生の転機や悩みを解決するために参拝する姿が見受けられます。また、交通安全や良縁祈願など、生活の様々な面でのサポートを期待する参拝者も多いです。
椿大神社は、地元では新年の初詣や節分、夏越の大祓(なごしのおおはらえ)などの神事が行われる際に多くの参拝者を迎える場所としても知られています。これらの行事では、地域住民と訪れる参拝者が一体となり、神社を通じて絆を深めています。また、「椿さん」の名前が示すように、地元住民にとって、椿大神社は深く根ざした存在になっています。
椿大神社の所在地・アクセス・詳細情報
| 所在地 | 三重県鈴鹿市山本町1871 |
| アクセス |
車でのアクセス: 東名阪自動車道・鈴鹿インターから約10分。 新名神高速道路・鈴鹿パーキングエリアスマートインターから約2分(ETC車限定)。 公共交通機関でのアクセス: 近鉄四日市駅から三重交通バスで約55分、「椿大神社」下車。 JR四日市駅から三重交通バスで約1時間、「椿大神社」下車。 近鉄平田町駅またはJR加佐登駅から鈴鹿市コミュニティバスC-BUSで約50~60分、「椿大神社」下車。 |
| 駐車場 | 無料駐車場が約500台分完備されています。 |
| 電話番号 | 059-371-1515 |
| 参拝時間 |
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| 公式ウェブサイト | https://tsubaki.or.jp/ |

