五社神社・諏訪神社|静岡県浜松市

1. 五社神社・諏訪神社の建物について

もともと隣接していた「五社神社」と「諏訪神社」が合祀された、全国でも珍しい神社です。現社殿は、一つの建物の中に五社神社と諏訪神社の両方の御祭神を祀る形となっています。社殿の様式は伝統的な神社建築を踏襲し、彫刻や装飾が施された荘厳な造りとなっています。

拝殿

五社神社・諏訪神社の拝殿は、華やかな朱色が印象的です。拝殿内には煌びやかで美しい彫刻が施されており、芸術的な価値も高いものとなっています。

狛犬

本殿の前には日本最大級の青銅製の狛犬があり、高さ3.5メートル以上にも及ぶその姿は、大人が横に並んでみても、狛犬の足元に頭が来るほどに大きく、その迫力は必見です。

手水舎

浜松城主・高力摂津守によって寄進された手水鉢があり、寛永15年(1638年)に造られたものとされています。

その他

その他にも、五社神社の神主を務めた森暉昌の功績を記した「光海霊神碑」や、自然石として伝わる「獅子頭石」などもあります。

2. 五社神社・諏訪神社の歴史について

五社神社・諏訪神社の歴史は、古代から現代に至るまで多くの変遷を経てきました。

まず五社神社は、その社名の由来として、太玉命、武雷命、斎主命、天児屋根命、姫大神の五柱の神を主祭神としたことからと言われています。五社神社の起源は戦国時代にさかのぼり、浜松城(旧・曳馬城)の城主であった久野越中守によって創建されました。その後、徳川家康が浜松城に入城し、天正7年(1579年)に秀忠が誕生した際、産土神として崇敬されました。家康は翌年に社殿を現在の場所に建立し、神社の基盤を整えました。

一方、諏訪神社の起源はさらに古く、奈良時代の延暦10年(791年)に坂上田村麻呂が東征の際に敷智郡上中島村(現在の浜松市天神町)に奉斎したことに始まるとされています。その後、弘治2年(1556年)に神託を受けて浜松へと遷座し、徳川家康の庇護を受けました。

江戸時代には、両社とも徳川家の手厚い庇護を受け、寛永11年(1634年)には三代将軍・徳川家光が社参し、300石の朱印地を与えました。さらに、寛永18年(1641年)には家光の命によって社殿が改築され、当時の建築様式を色濃く反映した壮麗な社殿が整えられました。この社殿は、後に特別保護建造物(現在の重要文化財に相当)に指定されるほどの歴史的価値を持っていました。

しかし、昭和20年(1945年)6月18日の浜松空襲により、社殿は焼失してしまいました。戦後の復興を経て、昭和37年(1962年)には五社神社と諏訪神社が正式に合祀され、新たな「五社神社・諏訪神社」として発足しました。さらに、昭和57年(1982年)には市民の奉賛を受け、現在の社殿が再建されました。

3. 五社神社・諏訪神社の現代の意義

五社神社・諏訪神社は、歴史的な背景を持ちながらも、現代においてさまざまな意義を持つ神社となっています。浜松市の中心部に位置し、地域の人々に親しまれるだけでなく、観光や文化活動の拠点としても重要な役割を果たしています。

この神社は、まず地域の信仰の中心として、地元の人々の精神的な支えとなっています。五社神社・諏訪神社は、徳川家康やその子孫との縁が深く、戦国時代から続く歴史を持つ神社です。そのため、勝負運や開運のご利益を求める参拝者が多く訪れます。また、厄除けや安産祈願、商売繁盛など、幅広いご利益を持つ神社としても知られ、年間を通じて多くの人が祈願に訪れます。

さらに、文化財としての意義も大きいです。かつては国宝や重要文化財に指定されていた社殿が存在し、現在の社殿もその伝統を受け継ぐ形で再建されました。境内には歴史的な石碑や彫刻が点在し、歴史や文化に触れることができる場としても価値があります。特に、日本最大級の青銅製狛犬は見どころの一つとなっており、訪れる人々に強い印象を与えています。

また、五社神社・諏訪神社は、御朱印の魅力でも注目を集めています。特に「クリア御朱印」という透明感のある特別な御朱印が人気で、これを求めて全国から多くの参拝者が訪れています。また、五社神社・諏訪神社は、地域の祭りや行事の場としても重要な役割を果たしています。例大祭や節分祭、七五三詣など、年間を通じて多くの伝統行事が行われ、地域住民の交流の場となっています。

五社神社・諏訪神社の所在地・アクセス・詳細情報

所在地 〒430-0937 浜松市中央区利町302-5
アクセス
  • 電車でのアクセス
    JR浜松駅より徒歩10分
  • バスでのアクセス
    遠鉄バス
    佐鳴台団地 医療センター 大平台 行き『教育文化会館下車』
    山の手 小豆餅 医大 せいれい 泉高丘 姫街道車庫 せいれいまわり 行き『伝馬町下車』
  • 車でのアクセス
    東名浜松ICより約20分
駐車場 参拝者駐車場あり(約80台)
電話番号
  • 電話:053-452-3001
  • FAX:053-452-7333
参拝時間
公式ウェブサイト https://www.gosyajinjya-suwajinjya.or.jp/

 

 

 

 

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