諏訪大社|長野県諏訪市

1. 諏訪大社の建物について

諏訪大社は、諏訪湖の周囲に四つの境内を持つ珍しい構成の神社で、「上社本宮」「上社前宮」「下社春宮」「下社秋宮」の二社四宮から成り立っています。

上社本宮

上社本宮は、諏訪造りと呼ばれる独特の建築様式を持ち、本殿を持たずに拝殿のみがあるのが特徴です。左右に片拝殿を備えた幣拝殿は国の重要文化財に指定されています。ご神体とされる守屋山を仰ぎ見る神域で、厳かな雰囲気が漂います。

上社前宮

上社前宮は、諏訪信仰発祥の地とされ、素朴ながらも神聖な空気に包まれています。四本の御柱すべてに触れることができる唯一の境内で、古代の祭祀の名残を感じさせます。

下社秋宮

下社秋宮は、日本一の大きさを誇る青銅製の狛犬や、大注連縄が飾られた神楽殿が見どころです。四宮の中でも特に華やかな雰囲気を持ち、多くの参拝者が訪れます。

下社春宮

下社春宮は、一直線に伸びる参道の先に鎮座し、下社で最も歴史のある建物「下馬橋」が残っています。この橋は、年に二度行われる遷座祭の際にのみ神様が通る神聖な場所とされています。

各宮にはそれぞれ四本の御柱が立てられており、七年ごとに執り行われる「御柱祭」によって新しい柱へと建て替えられます。

2.諏訪大社の歴史について

諏訪大社の起源は古く、日本神話の「国譲り神話」にも登場します。建御名方神(たけみなかたのかみ)は、大国主命の息子として登場し、国譲りに反対して戦いましたが、最終的に諏訪の地へと落ち着きました。この神話が諏訪信仰の始まりとされ、建御名方神を主祭神として祀る諏訪大社が創建されました。

古代から狩猟文化と密接に関わり、風・水の守護神として五穀豊穣を祈る信仰がありました。また、戦国時代には武神としての信仰も厚く、武田信玄をはじめとする多くの武将が戦勝祈願に訪れました。

また、諏訪大社は日本有数の伝統神事を今に伝える神社でもあります。代表的なものが「御柱祭」で、巨大な木柱を山から切り出し、人力で運搬して社殿の四隅に立てる勇壮な神事です。この祭りは1000年以上の歴史を持ち、全国的にも有名です。

さらに、諏訪大社は全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社としての役割を持ち、広範囲に影響を与えています。

3.諏訪大社の現代の意義

現代においても諏訪大社は多くの人々の信仰を集めています。勝負運や武運に加え、縁結び、商売繁盛、家内安全などのご利益を求める参拝者も多く訪れます。

特に「四社めぐり」は人気があり、それぞれ異なる魅力を持つ四つの宮を巡ることで、諏訪大社の神秘的な力をより深く感じることができるとされています。

また、諏訪湖を中心とした観光地としての価値も高く、温泉や美しい自然とともに訪れる人が増えています。近年では、パワースポットとしても注目され、エネルギーを求める参拝者が増加しています。

御柱祭は観光の目玉としても重要で、地元の人々にとっては地域の誇りであり、伝統文化を後世に伝える重要な役割を担っています。

諏訪大社の所在地・アクセス・詳細情報

所在地 長野県諏訪市中洲宮山1
アクセス
  • 上社本宮・前宮:
    • JR中央本線「茅野駅」よりバスで約15分
    • 中央自動車道「諏訪IC」より車で約15分
  • 下社春宮・秋宮:
    • JR中央本線「下諏訪駅」より徒歩約10分
    • 中央自動車道「岡谷IC」より車で約20分
駐車場 各宮に参拝者用の無料駐車場あり
電話番号

0266-52-1919

参拝時間 参拝は基本的に終日可能(授与所・祈祷受付は8:30~16:30)
公式ウェブサイト https://suwataisha.or.jp/

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