1. 江島神社の建物について
江島神社は、江ノ島に鎮座する神社で、三つの宮を持つことで知られています。
辺津宮(へつのみや)
島の入り口に位置する「辺津宮(へつのみや)」は、江島神社の最も低い場所にあり、「下之宮」とも呼ばれます。主にご祈祷が行われる場所で、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)が祀られています。
中津宮(なかつのみや)
中央に位置するのが「中津宮(なかつのみや)」で、鮮やかな朱色の社殿が特徴です。ここには市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)が祀られ、絶世の美女とされています。鎌倉時代から続く「七夕祭」が行われる神社としても有名です。
奥津宮(おくつのみや)
最も高い場所にあるのが「奥津宮(おくつのみや)」で、江ノ島で最初に神が祀られたとされる「岩屋本宮」の上に位置します。祭礼の際には、岩屋本宮の神が休む場所としての役割も果たします。ここには多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)が祀られています。
龍宮(りゅうぐう)
また、「龍宮(りゅうぐう)」と呼ばれる社殿もあり、龍神が祀られています。社殿の上には大きな龍の銅像があり、内部には金色の龍の彫刻が施されています。五つの頭を持つ龍が天女と結ばれ、江ノ島の村を守ったという伝説に基づき、龍神信仰と弁財天信仰が融合した神社となっています。
2.江島神社の歴史について
江島神社の起源は飛鳥時代に遡り、欽明天皇の勅命によって島の南側にある洞窟「岩屋」に宮が建立されたのが始まりとされています。この地は古くから信仰の対象となり、平安時代には僧・空海(弘法大師)も訪れたと伝えられています。
鎌倉時代には、源頼朝が戦勝祈願を行い、以降、武士階級を中心に篤い信仰を受け、室町・江戸時代にかけても、弁財天信仰とともに庶民の間に広まりました。江戸時代には観光地としても栄え、多くの参拝者が訪れた様子が、浮世絵師・歌川広重などによって描かれています。
しかし、明治時代の神仏分離(1868年)により、それまでの仏教的要素が排除され、江島神社として神道の形へと統一されました。この際、多くの仏像や寺院施設が撤去されましたが、弁財天信仰は今もなお根強く残っています。
3.江島神社の現代の意義
現在の江島神社は、海の神・水の神としての信仰を集めるだけでなく、幸福・財運・芸道上達を願う人々にとっての聖地となっています。三女神を「江島大神」と総称し、福岡の宗像大社や広島の厳島神社と同じ神々が祀られています。
また、観光地としても大変人気があり、年間を通じて多くの参拝者が訪れます。特に、鎌倉時代から続く「七夕祭」や、龍神にちなんだ「龍神祭」などの伝統行事が行われ、歴史と文化を現代に伝えています。
さらに、江島神社周辺は美しい景観や豊かな自然にも恵まれ、パワースポットとしても注目されています。恋愛成就や商売繁盛を願う参拝者も多く、江ノ島のシンボル的存在として、今も変わらぬ信仰を集めています。
江島神社の所在地・アクセス・詳細情報
| 所在地 | 神奈川県藤沢市江の島2丁目3-8 |
| アクセス |
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| 駐車場 | 近隣に有料駐車場あり(江の島なぎさ駐車場など) |
| 電話番号 | 0466-22-4020 |
| 参拝時間 | 8:30~17:00(変動あり) |
| 公式ウェブサイト | http://enoshimajinja.or.jp/ |

